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こばやしななこマガジンを始めた理由ー私はあなたと繋がりたい

こんにちは、こばやしななこです。

フリーランスのライターをしています。

 

この度、「こばやしななこマガジン」と名付けた雑記ブログを作りました。

ただの雑記ブログに「マガジン」と大そうな名前をつけたのには、理由があります。

今回は第1回目の投稿なので、このサイトを始めるに至った理由をお話しさせてください。

始まりは友人に送りつけた「メルマガ」でした

2018年に「こばやしななこメルマガ」というものを配信していました。

メルマガと言っても勝手に書いた文章を友人たちにLINEで送りつけるもので、厳密にはメールマガジンの体をなしていなかったのですが……

メルマガの配信は、「書いて生きていきたい」と思った時に実績もなにもない私が手始めに思いついた手段でした。

久々に会う友人と夢中でおしゃべりする気持ちで、自分が思っていることや、子供の頃の思い出、最近あったことなどなんでも書きました。

長っ!

冷静に振り返るとLINEメッセージでこれ送ってくる奴やばいですね。

エッセイ1遍は1000〜2000字なので大したものを送っていたわけではないんですけど。

送りつけた友人からはLINEで「すべて見る」という表示を初めて見た、と笑われました。

この後、読んでくれた友人のアドバイスでLINEのノート機能を使うなど、やり方も少しずつ変化していきます。

 

私が今フリーランスのライターとしてご飯を食べれているのは、メルマガを配信していたからだと断言できます。

無料で私が友人に書いたものを送りつけていただけなので、それ自体はお金にはなりません。

でも既読がつき、友人から一言でも感想が送られてくると、「文章を書いていいよ」と許しをもらえたようで力が湧いてきたものです。

なにをするにも自信がなくてすぐ諦めてしまう性格の私が今まで書き続けてこれたのは、メルマガを読んだ友人たちの言葉に支えられてきたからです。

メルマガがきっかけでしばらく会っていない友人の近況が聞けたのも嬉しかった。

メルマガから仕事へ

メルマガを送りつけた友人からの紹介で、お仕事もいただきました。

1つはSEO記事のライティングの案件で、もう1つはBadCats Weeklyという読みものサイトへのエッセイ寄稿です。

BadCats Weeklyは、クレジットなしの仕事ばかりしている私が唯一名前を出して書かせていただいている貴重な場所です。

「ことば」と「エンタメ」を愛し書き手の熱を尊重してくれる編集長が運営するサイトで、魅力的なライターさんたちばかりが寄稿されているのでぜひご覧になってみてください。

書くことへの敗北

ありがたいことに、メルマガを始めてしばらくしてSEO記事の執筆をそれなりの量発注されるようになり、以前勤務していたスマホゲーム会社からストーリープロットのライティングも安定していただけるようになりました。

いつしか忙しさでメルマガは書かなくなりました。

その頃はとにかく、ご飯を食べれるだけのお金を稼ぐことで頭がいっぱいでした。

 

けれど、無理してでもメルマガを続けておけばよかったと後悔しています。

なぜなら、私にとって書くことはコミュニケーションの手段だからです。

書くことで誰かと繋がっている感覚こそ、書く喜びです。

 

メルマガを書く前に少しだけ、noteで文章を公開していた時期もあります。

しかし、自分が書いた文章がインターネット空間を宇宙ゴミさながらに行く宛てなく漂うことに激しい苦しさを憶えて、すぐに断念しました。

noteを続けられなかったのは、自分の書くものに意味があると信じられなかった私の敗北です。

特定の誰かを想って書くことが出来ていれば、たくさんの人に読まれなくても苦しくなることなんかなかったはずですから。

書くことの原点

初めて夢中で文章を書いたのは小学生の時でした。

学校のパソコンルームで毎日少しずつ小説を書き、校内のメールシステムで2人の友人に送りつけていました。

内容は友人と私をモデルにした登場人物たちが冒険をし、恋をし、バトルするドタバタコメディ。

小説を読んだ友人と小説の内容を演じるごっこ遊びをし、私はそれをまた小説に反映させ……を繰り返します。

それは書くことだけに完結しない、最高の遊びでした。

体温を感じながら書きたい

フリーランスのライターとしてご飯は食べれるようになったものの、「文章の先にいる誰か」を想う気持ちは小説やメルマガを友人たちに送りつけていた頃に比べて確実に減っています。

どんな媒体でどんなものを書こうと、その先に血の通った読み手がいることはわかっています。

わかってはいるんですが、鮮明には顔が浮かばない……

そうすると、コミュニケーションの手段だという意識がどうしても薄れてきます。

これは「書く人」として、危機的状況です。

 

もう1度、コミュニケーションの手段としての文章を書こう。

読み手の体温を感じながら書こう。

困っている人にアドバイスするように書こう。

あるいは、友人に聞いて!聞いて!と話すように書こう。

「こばやしななこメルマガ」の続きをやろう。

そんな気持ちでこのサイトを作りました。

今回はメール要素はないので「こばやしななこマガジン」になったというわけです。

 

私はただ書きたいのではなく、この文章を読んでくれるあなたと繋がりたいです。

 

2021.12.30

こばやし ななこ

追伸

ここまで読んでくださりありがとうございます。

書く人間にとって、読んでくれた人の言葉ほど嬉しいものはありません。

もちろん読んでもらえるだけでも十分なのですが、反応がないと読まれているかどうか実感がないので……

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